ライトノベル

【ゴブリンスレイヤー】 1巻 持つべきものは友 (感想・ネタバレあり) 

ゴブリンスレイヤー 1

こんにちは、かんなぎです。

魔法が発達し、エルフやドワーフなどの異種族が暮らす世界。異世界へ行って、仲間とともに冒険したり、魔法を使えるようになりたいと思ったことはありますか?

そういった題材の作品はたくさんあります。異世界転生ものもそれにあたります。

しかし、仮に異世界へ行けたとして、順風満帆な生活が送れるのでしょうか?最強の能力を手に入れて、戦いでは常に無双状態……という風にはいかないのがこの作品です。

そんな世界で生きる一人の戦士『ゴブリンスレイヤー』の物語です。

あらすじ

「俺は世界を救わない。ゴブリンを殺すだけだ」

その辺境のギルドには、ゴブリン討伐だけで銀等級序列三位にまで上り詰めた稀有けうな存在がいるという……。

冒険者になって、はじめて組んだパーティーがピンチとなった女神官。それを助けた者こそ、ゴブリンスレイヤーと呼ばれる男だった。

彼は手段を選ばず、手間を惜しまずゴブリンだけを退治していく。そんな彼に振り回される女神官、感謝する受付嬢、彼を待つ幼馴染おさななじみの牛飼娘。そんな中、彼の噂を聞き、森人エルフの少女が依頼に現れた——。

ゴブリン、侮るべからず

最初に言っておきます。

この作品、そこそこグロいです。いや、訂正します。普通にグロいです。

今まで自分が読んできた本は、王道ともいえる展開の作品が多かったです。主人公が異世界へ行って、チートレベルの能力で強敵を蹴散らしていく。最初は弱くても、戦いを経験していく中で次第に強くなっていく、みたいな作品です。

そこに残虐な描写はありませんでした。いや、確かにグロい感じの作品もありましたが、そこまで抵抗なく読めるものばかりでした。

この作品を読む前も、「ダークファンタジーとはいえ普通に読めるでしょ!」みたいなノリでした。

 

グッッッッッッッッッッロ!

最初に思ったのがそれです。その後冷静になって、アニメ化大丈夫か?とか考えてました。

「最強の敵といえば魔王やドラゴン。ゴブリンなんて序盤の経験値稼ぎ程度のモンスター」

なんて考えたそこのあなた。この世界だったら序盤で死んでいるかもしれません。

大概、ゴブリンよりも怪物は強い。だから、初心者に相手させんのが一番良いのさ。

連中が死ぬにしても……ドラゴンと戦うよりは、生き残る目がある。

……目がある、だけ、だがな。

この世界で何度も死線をくぐってきた大先輩のお言葉です。対策を怠ったり、油断したりするとたとえ相手がゴブリンでも負けてしまうのです。

この世界で、ゴブリンに捕まった女性の冒険者がどうなると思いますか?

射的の的にされます。食べられます。孕み袋にされます。用が済めば川に捨てられます。もちろん人とは判別できないほど醜い姿で……。

文字通りゴブリンの玩具です。

正直、途中で読むの挫折しかけました (笑)。これほど残虐な描写には抵抗がなかったので。

ですが、実際に人間サイズの、現在は存在しない異種族が暮らすような世界では、このようなことが行われているのかもしれません。むしろこっちが現実で、最初から敵をバンバン倒して……なんてご都合主義は夢物語なのかもしれないと思わされました。

たびたび登場人物が嘔吐していますが、それもうなずけます。自分はそういう場面に出くわしたことはないですが (普通はないです)、もしそんな光景を目にしてしまった日には……。

いや、これくらいにしておきましょう。

「そんなシーンばっかりでどこがおもろいねん!」

と、怒りのあまり関西弁になってしまったそこのあなた。

ダークな一面があるからこそ、悪の権化であるゴブリンを倒すシーンが際立つのです。

仲間の大切さを知る主人公

主人公が精神的な面で成長していく姿が見どころだと思います。

最初はあんなにシャイボーイだったのに、大人になって……泣

出会いを通じて次第に心を開いていく主人公を見ていると、人生を変えるのは出会いなのかなー、なんて思います。

ソロの冒険もいいですけど、仲間とだともっと充実したものになると思います。一人では倒せない敵も、仲間となら倒せる。そして、みんなで勝利を分かち合う。

仲間と冒険するっていうのは、RPGとかだと普通かもしれませんが、ゴブリンスレイヤーはずっとソロだったんですね。だからこそ、ラストの仲間との共闘のシーンがめちゃくちゃ熱いです。

今回はゴブリンとの戦いがメインでしたがこれから先は仲間とともに旅に出るのかなーなんて思います。

ゴブリン以外と戦うときに今までの経験がどれほど通用するのか楽しみです。